11月3日は〈アロマの日〉
今年は、「大地のりんご」と呼ばれているキク科のハーブで、新鮮なりんごのような香りを放つ〈カモミール・ジャーマン〉の浸出油(インフューズドオイル)を作りました!
本日ご来店くださったお客様には、こちらのオイルを使ってハンドリフレクソロジーを10分無料サービス、またはインフューズドオイル10mlプレゼント致します。
さて、インフューズドオイルとは?
ハーブを植物油に浸して脂溶性の成分を抽出したものです。
イタリアンがお好きな方は口にしたことがあるのではないでしょうか?オリーブオイルにローズマリー、ニンニク、唐辛子を漬け込んだハーブオイルは、調味料としてのインフューズドオイルです。
作り方には二つの方法があり、常温で2週間〜1ヶ月ほど漬けこむ冷浸出法と、1時間ほどで温めながら成分を取り出す温浸出法とがあります。今回は、冷浸出法で作っております。こちらの作り方は最後の方に載せておきます♪
抽出されて出来上がったオイルは、トリートメントオイルとして使う以外に、軟膏や手作り石鹸に入れたりとハーブに合った用途で使っていきます。
カモミール・ジャーマンのインフューズドオイルが少し青みがかっているのは、アズレンという成分で、火傷や湿疹など炎症を鎮めるのに有用です。また、別の有用性として、保湿にも優れているので美肌ケアに役立ちます。日焼けした後のケアや、フェイシャルのセルフマッサージに使うのもおすすめです。お肌が弱い方はご使用前にパッチテストを行なってくださいね。もし何も出なくても、気になるようであれば、別のトリートメント用植物油で1%濃度ほどに希釈して使用するのもいいでしょう。
※妊娠中の方はご使用をお控えください。
※キク科アレルギーのある方は使用できませんのでご注意ください。
※肌が敏感な方は、使用前にパッチテストを行ないましょう。腕の内側など皮膚が薄く目立たない所に塗布し、24時間放置して、赤みや発疹が出た場合は使用しないでください。
◎冷浸法で作る カモミール・ジャーマンのインフューズドオイル◎
〈 材料 〉
・マカデミアナッツオイル 約200ml ・・ハーブがオイルに浸かるくらいの量
・ドライハーブ 約20g またはフレッシュハーブ ドライハーブの量の3〜4倍
※植物油はホホバやマカデミアなど、酸化しにくいオイルを使用します。また、単体では癖の強い小麦胚芽やアボカドオイルを10%希釈で希釈して酸化を遅らせるという方法もあります。
※フレッシュハーブでも可能。フレッシュだと水分が含まれるためオイルの酸化や雑菌の繁殖が気になるのでできればドライハーブがお勧め。
〈 用具 〉
・ガーゼor茶漉しorコーヒーフィルターなど・・・ハーブを濾す用
・密閉できる瓶 2個(浸出する時用と保存する時用)・・・プラスチック容器より密閉度の高い瓶、特に遮光瓶がおすすめ
〈 作り方 〉
1.密閉容器に植物油とハーブを入れます。
2.蓋をして2~3週間おいておきます。最低1日1回は容器をよく振って下さい。
3.ハーブを取り除いて、保存用の容器に移します。
※縦横振っているとオイルが漏れ出る可能性があります。私は一度そうなってしまいました(涙)
〈 保存 〉
- 冷暗所で保存します。
- 3カ月間で使い切りましょう。
※冷浸法:花や葉などの繊細な部分から抽出する場合に向いています。温めないので、熱に弱い成分も破壊されずにオイルに残ります。
※温浸法:精油と同じ成分を抽出する場合や、香りを強く感じたい場合に短時間でできるので、すぐ使いたい時にいいですね。温めるので酸化を早めるので熱に強い植物油を使う必要があります。